富士通から地元の製造系企業へ転職した話

 

はじめに

 

自分の誕生日(12/23)が、祝日でないことに違和感を感じています。

2020年も祝日じゃないじゃか。。。!?

  

さて、同時期に退職した後輩に誘われて、「楽しかった職場 みんなのF2 Advent Calendar 2019」に参加しました。

 

・・・んー?参加者が少ないなぁ??

この投稿が、もしかしてラストバッター?

・・・いいのか、こんな内容で・・・(苦笑

 

身内くらいしか見に来ないと思いますが。。。

36歳の自分の誕生日の足跡として、まとめてみたいと思います。

 

富士通を辞めた理由

やめる理由なんて人それぞれだと思うので、参考程度に。

 

一番の理由は、親を含めた自分の将来を考えた結果です。

 

親の世話(介護含む)をするには、どうしても近場に居ないとな、と。

親を都心に呼ぶのは、経済的にも、親の体力やらなんやらを考えて無理。

であれば、自分が地元に戻るしかないな、と。

 

ぼんやりと前から考えていて、転職情報などはチェックしていたのですが。。。

千葉の片田舎では、IT企業はほぼなく。

そうなると、ある程度、業種/職種が違う企業への転職も考慮すると、30代が自由に転職するラストチャンスだと考え、踏ん切りが付きました。

 

転職する!って話をすると、結構いろいろな人が「そんなに大変だった?」と心配してくれましたが、別に仕事が嫌で辞めた訳ではないです。

(まぁ、2019年前半は、かなーり大変な目にあってましたが。。。)

 

富士通の良かった点

挙げればキリがないレベルで色々あります。

私の記事じゃなくても、探せばいくらでも出てくると思うので、特筆すべき点を。

 

  • 望めば受けられる教育制度。
  • 業務をこなしていけば、確実に昇給。
  • 企業型確定拠出年金制度も、かなり前から取り入れている。(転職先企業にはなかった。。対象者はちゃんと活用した方が良いと思うよ)
  • 人格者も多く、話が通じる人間が多い。(特に私の部署はとても居心地が良かった)
  • 何かトラブルと組織内総出で手助けする風土があった。

とにかく安定していて、働いていて安心感がありました。

 

富士通のイマイチだった点

じゃ、不満が何もなかったのか?と言われると、そんなことはないです。

特筆すべきは2つかな。

  1. 工数管理/発注などの社内システムが糞
    強烈なのは、右クリックした時のメニューが「印刷」「印刷プレビュー」。
    キーボードのショートカット使えば良いって??(お前、後で体育館裏な?

    部分検索が、場所によって非対応とか。
    一時保存するために、明らかに入力不要な項目が必須項目となっていたりとか。
    エラーメッセージが出ても、自己解決できないとか。
    マニュアル読んでも、どこに連絡すれば良いかも謎。
    挙げたらキリがない。

    致命的なのは、このシステムは、リーダークラス以上という超高単価の人間が使うのだ。
    このシステムによって消えた工数がいくらなのか、想像するだけで頭が痛くなる。
    どっか別企業のパッケージ入れた方が良いんじゃない?

  2. 裁量労働制の罠
    いわゆるタイムカードを押さない立場の人たち。
    数々の働き方に対する取り組みで、確実に一般社員の残業時間は減っていると思う。
    なのに、22時とか平気で電気が付いているのはなんで?(部署による
    PCのログ管理とかしているから、勤務実態は確実に把握しているはずなのに。
    22時近くまで働いているメンバは、だいたい裁量労働
    もちろん、裁量労働としての給料はもらっているけど、ちょっと違うと思う。
転職活動について 

転職するなら実家から通える距離で!って条件が、かなり厳しかったです。

当然、転職エージェントは地方の案件を扱っている大手しか使えません。

(地元密着系もありますが、現職を続けながらだと、どうしても都心に近くないと不便ですから。。)

 

また、確実に年収は下がります。

転職エージェントからも

「もう少し都心近くなら、4桁万円の案件もありますよ!」

とか言われました。

 

偏見かもですが、IT職の転職って、どうしても待遇アップ(主に年収)を目指しての活動が中心になると思われます。

そういった意味では、私の転職活動はかなり特殊なケースかなと。

転職先要望の優先順位が、

  1. 実家から通える
  2. 前職の経験が活かせる
  3. 可能な限り年収維持

でしたので。。。

 

最大手のエージェントから、この転職先を紹介されたのは、とても運が良かったと感じています。

 

転職先について

転職先の企業は、IT企業ではなく、製造業です。

主力事業は光ファイバーとか、フレキシブル基板(FPC)とか、電線とか。

 

職場の敷地の広さは東京ディズニーリゾート程度。

敷地内に変電所があります。(雷が来ると停電注意喚起が流れます)

最寄り駅までシャトルバス(普通の路線バスサイズ)が出てます。

職場周辺には同じような工場がありますが、コンビニとか飲食店は、ほぼありません。

社員の大多数が車通勤です。敷地内に第一駐車場~第三駐車場まであります。(1,000台位は停められる)

 

社食があります。朝昼夜深夜食べれて、MAX320円です。(深夜は夜勤者向け)

周辺に食事処がないので、ほぼ全員、社食を利用します。

 

作業服が貸与されました。スーツじゃなくて、作業服で仕事してます。

敷地内は安全靴と帽子の着用必須です。フォークリフトが走り回ってます。

 

クリーンルームやドライルームもあります。

劇物取り扱い注意もそこら中に貼ってあります。

 

SEしかやってこなかった私が、なぜ製造系企業に転職できたのでしょう?

(製造系スキルは全然なし。半田は趣味レベル。)

 

転職後のお仕事について

今の私のお仕事は、IoTクラウドの整備と、組込ソフトの設計~テスト~品質分析を主にやっています。

長々と職場の話をしましたが、結局、製造系の仕事はしてません。

(組込ソフト開発は製造系に入るのか・・・?)

 

製造系企業も、押し寄せるITの流れは無視できず。(何年前の話だ?というのは言わないで)

自社で作った製品を売るだけではなく、何らかのサービスを作り、それで稼ごうという取り組みが加速してます。(いわゆるサブスクリプション

 

その事業立ち上げの求人募集をエージェントから紹介されたのです。

具体的な例だと、これ↓

www.itmedia.co.jp

 

 

職場のメンバは、前職に負けず劣らずの人格者だらけ。

話していて尊敬できる上司にも恵まれ、かなり楽しく仕事できている実感があります。

もともと、ドライバー片手に、車のオーディオ弄りや、ジャンクPC漁りからの組み立て、家電の分解して組み立てるなど、楽しめる口なので。

職場に転がっている半田ゴテとか、大きな設備を見てときめいてます。

 

テストするにも、対象機器を分解してシリアルで繋いだりしたり、日々色々と新たな経験ができていて充実しています。

 

来年は本格的にサービス立ち上げが主なミッションになるんだろうなー。

楽しみです。

 終わりに

結果的に、このタイミングで転職して正解だったかはまだ良くわかりません。
ただ、こうやって自ら変化を求めて転職活動し、それが実ったのは自信になりました。

この後どうなるかはわかりませんが、今いる職場でできる限りの技術を吸収し、更にエンジニアとしてのスキルを向上させていきたいと思います。